(PHP 5 >= 5.2.0, PHP 7, PHP 8)
openssl_pkey_get_details — キーの詳細の配列を返す
この関数は、キーの詳細 (bits, key, type) を返します。
keyキーを保持する配列。
成功した場合にキーの詳細を含む配列、失敗した場合に false を返します。
返される配列のキーは bits (ビット数)、
key (公開鍵を表す文字列) および
type (キーの種類。
OPENSSL_KEYTYPE_RSA,
OPENSSL_KEYTYPE_DSA,
OPENSSL_KEYTYPE_DH,
OPENSSL_KEYTYPE_EC,
OPENSSL_KEYTYPE_X25519,
OPENSSL_KEYTYPE_ED25519,
OPENSSL_KEYTYPE_X448,
OPENSSL_KEYTYPE_ED448 のいずれか。
あるいは不明な場合は -1)
となります。
使っているキーの種類によって、さらに詳細が返されます。 常に存在するわけではない要素もあることに注意しましょう。
OPENSSL_KEYTYPE_RSA の場合は "rsa"
というキーがあり、キーのデータが返されます。
| Key | 説明 |
|---|---|
"n" |
modulus |
"e" |
public exponent |
"d" |
private exponent |
"p" |
prime 1 |
"q" |
prime 2 |
"dmp1" |
exponent1, d mod (p-1) |
"dmq1" |
exponent2, d mod (q-1) |
"iqmp" |
coefficient, (inverse of q) mod p |
OPENSSL_KEYTYPE_DSA の場合は "dsa"
というキーがあり、キーのデータが返されます。
| Key | 説明 |
|---|---|
"p" |
prime number (public) |
"q" |
160-bit subprime, q | p-1 (public) |
"g" |
generator of subgroup (public) |
"priv_key" |
private key x |
"pub_key" |
public key y = g^x |
OPENSSL_KEYTYPE_DH の場合は "dh"
というキーがあり、キーのデータが返されます。
| Key | 説明 |
|---|---|
"p" |
prime number (shared) |
"g" |
generator of Z_p (shared) |
"priv_key" |
private DH value x |
"pub_key" |
public DH value g^x |
OPENSSL_KEYTYPE_X25519,
OPENSSL_KEYTYPE_ED25519,
OPENSSL_KEYTYPE_X448,
OPENSSL_KEYTYPE_ED448 の場合は、
"x25519",
"ed25519",
"x448",
"ed448" というキーがそれぞれあり、
キーのデータが返されます。
| Key | 説明 |
|---|---|
"priv_key" |
private key |
"pub_key" |
public key |
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 8.4.0 |
Curve25519 と Curve448 ベースの鍵のサポートが追加されました。
x25519, ed25519,
x448, ed448
という連想配列のフィールドが新たに導入されています。
|
| 8.0.0 |
key は、
OpenSSLAsymmetricKey クラスのインスタンスを受け入れるようになりました。
これより前のバージョンでは、
OpenSSL key 型のリソースを受け入れていました。
|